top of page
Search

My Dreamy Hollywood

9月29日にアメリカから大きなニュースが届いた。


TRAVIS JAPAN Worldwide Debut!!!!!!!

日本のアイドルグループがJAPANの名前を背負ってアメリカに拠点を移した。その名はTRAVIS JAPAN(トラビスジャパン)。彼らはジャニーズ事務所所属、ジャニーズJr.として活動する7人組グループ。結成して10年、メンバーが脱退して、新加入の現メンバーが入ってから5年。グループ結成前から遡ると10-15年の活動歴のあるメンバーが集まる。


練習生としての期間は非常に長く、同世代が多くが先にメジャーデビューしていた中で、彼らは大きな決断をした。彼らの実力や人気を見れば、既にデビューしたグループと遜色もなければ、それ以上と見れる部分もある。だが、彼らはまだメジャーデビューしていない。着実に年々ファンが増えていき、実力をつけている彼らにとっては何か新しいきっかけが必要だった。それが今回のアメリカ留学。まだ同事務所のグループでは拠点を海外に移して活動するアーティストはいない。まさにジャニーズJr.としては初めての試みである。7人全員が日本での仕事を全てストップして、大きな挑戦をする生き様はまさに「No Pain No Gain(痛みなくして得るものがない)」と言葉がよぎる決断である。


彼らはアメリカに移住して、すぐに結果を出した。WOD(ダンスコンテスト)での全米4位、世界9位入賞と本戦出場。さらに彼らの名が知れ渡ったのが、7月中旬に放送された世界的オーディション番組『Ameriaca’s Got Talent』。会場にいるオーディエンスの殆どが初見だったに違いない。彼らが披露した楽曲は『My Dreamy Hollywood(夢のハリウッド)』



彼らの2017年に披露した初めてのオリジナルソングであり、グループの代表曲『夢のハリウッド』まさに彼らがアメリカに行く未来に用意されていたのではないかと思うほど、いまこの歌詞を聞くと、感慨深いものがある。なぜなら彼らは歌詞にあることを今年実現させたからだ。今まで実体験を歌詞にしたアーティストは見てきたが、未来の伏線となる曲をアーティストはほとんど見たことがない。

蓋を開けてみれば、彼らはスタンディングオーべションの大歓声を浴びていた。それは日本人の男性アイドルが世界で認められたと初めて感じる瞬間でもあった。世界的なポップスターであるOne Directionを手掛け、辛口で有名な審査員のサイモンが彼らにかけた言葉「人々を笑顔にする魅力がある」「知名度を上げればいい作曲家と出会える」と伝えていたことが印象的だった。彼は世界で1番有名なオーディションの審査員と言っても過言ではない。オーディションの審査員、観客、その番組を見た視聴者の多くがTRAVIS JAPANが気になる存在になったのだ。もしかすると彼らはこれまでメジャデビューしたアーティストたちより世界的な知名度や注目度が現在ある。彼らは日本の仕事を失った痛みを代償に世界進出という大きな切符を手に入れたのだ。


だが、それから2ヶ月後、大絶賛された初出演とは裏腹に二度目の出演時は彼らには厳しい審査が待ち受けていた。まだ彼らには母国語ではない、英語の楽曲を世界に届ける上で大きな課題が見えた日でもあった。それでもサイモンは彼らに愛ある言葉を届け続けた。それは彼らには人間性、ポテンシャルを見た上で大きな可能性を感じていたからに違いない。何より彼らがアメリカに進出していなければ、気づけなかった改善点でもある。彼らが世界で活躍するアーティストになる上で、最も大切な日になったことだろう。


そして番組出演から1ヶ月もせずに一番のビッグニュースが…

アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスのハリウッドにある大手レコードレーベルCapitol Recordsから世界デビューが決定。


この時、2年前の出来事を思い出した。


川島如恵留との出会い

彼と出会ったのは2年前の夏。当初はグループでの撮影予定だったが、新型コロナウイルスが蔓延した年だったこともあり、メンバー1名での撮影となった。グループの中で7THのPERSONA(ペルソナ)というテーマ、海外に進出する可能性が高いアーティストを考えたときに川島如恵留を選ぶことになった。

撮影の日、彼は集合時間の30分前に来たこともあり、撮影前から色々と話した。そして、彼にアートや海外での生活の話をすると目を輝かせて聞いてくれていた。撮影では僕(編集長)が作り出す世界観を見て、喜んでくれていたし、その世界観をより近づけるために「髪の毛も切って大丈夫です」とも伝えてくれるほど真摯に取り組んでくれた。(実際には切らずにヘアメでつくりました)


特に印象に残っているのは彼は撮影が終わり、次の現場があるのにも関わらず僕にお礼を伝えたいと1時間ほど待ってくれていた。そして、彼はグループでも撮影してほしいと何度も僕に伝えてくれた。彼はインタビューの中でも伝えていた、グループの仲間とファンは大切で、一緒に歩んでいるということ。彼に聞いた質問の中で、ファンに向けた言葉がある。


インタビュー一部抜粋

僕たちが活動できているのは応援してくれるみんなのおかげだし、みんなのおかげで輝いています。僕たちがどれだけ 頑張って輝こうとしてもそれには限界があって、それをより大きくしてくれる存在が、僕らの1番近くにいてくれるファンの存在だということ。そのことをもっ と自覚してほしい。「それだけ僕たちにとって凄いことなんだよ、あなたがそれだけ大切なんだよ」と本当に心から伝えたいと思っています。これは常々言っていることなのですが、「ファンも含めてTravis Japanという気持ちで活動している、みんなでひとつの大きな船に乗って 旅に出ている」ということを忘れないでいてほしい。これからもそのマインドを持ち続けて、お互い一緒に良い景色を見て行けたらなと思っています。



2022年10月28日、Travis Japanは世界デビューという大きな船出が始まる

『My Dreamy Hollywood(夢のハリウッド)』の歌詞が頭に浮かぶ


夢のHollywood 風が舞い踊る街 イヤな事 忘れて All Night Dancing

夢のHollywood 抑えられない気持ち

ここで見つけよう 輝く未来

まさか歌詞の通りの未来が来ると誰が思ったのだろうか

彼ら自身いつから海外を意識するようになったのか

自分たちを変える一番のきっかけは

今このタイミングで一番彼らに聞いてみたいことだ。この記事を書いたのは7月の頭、僕がTravis Japanを世界に羽ばたくアーティストだと確信した日である。そして、デビューが決まりこの記事を公開することを決めた。それではお会いできる日を楽しみにしていてほしい。彼らとは必ず会う日が来る。


See you soon Travis Japan








bottom of page